2021/11/04

子供が宿題をやらない理由|おすすめの対処法とやる気アップの秘訣とは

毎日、学校や塾で習ったことをしっかり復習し、学んだ知識を頭に定着させるために出されるのが宿題です。その宿題を子供がやらないと、きちんと学校の勉強についていけるか心配になってしまいますよね。

しかし、何度注意しても子供がなかなか宿題をやらないと、悩んでいるママ・パパも多いといいます。今回は、なぜ子供は宿題をやらないのか、その理由と対処法についてご紹介します。

まずは、なぜ子供が宿題をやりたがらないかについて考えてみましょう。そこには、子供なりの理由があるかもしれません。

勉強習慣が身についていない

そもそも勉強の習慣が身についていないために、宿題をやろうとしないパターンです。この場合、勉強の必要性を理解していない可能性が高く、自発的に勉強しようとしないのではないかと考えられます。宿題をすることの大切さやメリットを、しっかり伝え、理解してもらうことが大切です。

やらされていると感じるから

子供たちの多くは、宿題をするよりも友達と遊んだりゲームをしたりする方が楽しいと感じているでしょう。宿題をすると自分の楽しい時間を犠牲にしなければならないため、宿題は先生や親に「やらされている」と考えてしまうようになります。宿題へのモチベーションが上がらず、結果的に自分の気持ちを優先し、宿題を後回しにする癖がついてしまっているのかもしれません。

勉強そのものがわからない

何らかのきっかけで、勉強に対して苦手意識を持ってしまっている可能性もあります。学校の勉強がわからないと、宿題に対しても抵抗を感じ、やらなくなってしまうと考えられます。授業中に恥ずかしい思いをしたり、周りと成績を比較されたりした経験があった場合、トラウマになって勉強すること自体に拒絶反応が出てしまうかもしれません。

宿題の大切さを理解してもらうことは大切ですが、年齢によってはまだ理解が難しいこともあるでしょう。子供の勉強意欲を高めるコツをご紹介します。

宿題を日々のルーティンに組み込むためには、「子供がやりたいことの前に宿題をする」ことを徹底させるのがおすすめです。

たとえば、宿題が終わったらおやつを食べるルールや、宿題をした時間だけゲームをしてもいいルールなど、子供のやる気につながるような独自のルールを設けてみましょう。しかし、厳しくしすぎると、ますます宿題への抵抗が強くなってしまう可能性もあるため注意が必要です。

「宿題をやる=必ず褒める」というパターンを構築する

「宿題はやって当たり前」と思ってしまうママ・パパも多いのではないでしょうか。何事でも、達成感が得られないとモチベーションは上がりづらいものです。宿題をやったら必ず褒めるというパターンが構築できれば、子供が自発的に勉強する習慣が身につくと考えられます。

ただし、「褒められたいから宿題をやる」という考えになってしまわないように、褒めると同時に勉強の必要性をしっかりと伝えるようにしてください。

宿題のモチベーションにつながる?親が意識すべきポイント

宿題をなかなかやらない子供に対し、感情のまま叱っても宿題のモチベーションアップにはつながりません。宿題をやるよう注意する際に、意識したいポイントをご紹介します。

命令や過剰な指示は避ける

命令されることでかえってやる気がなくなり、やらなくなってしまう子供もいます。また、宿題をしている子供に対して、口を出すのもやめましょう。最終的には、親に命令や口出しされるのが嫌で宿題をしなくなってしまうかもしれません。

なかなか宿題をしない子供に対して、イライラしてしまうこともあるでしょう。しかし、子供にイライラをぶつけても、子供のやる気にはつながりません。また、恐怖心から宿題をやるようになったとしても、宿題の大切さを理解していることにはならないため、またやらなくなってしまう可能性が高いといえます。

親は感情的にならず、子供が自発的に宿題をやるよう、上手に「乗せる」のがポイントです。

子供が宿題をやらない理由や、対処法についてご紹介しました。子供に自発的に宿題をやってもらうためには、宿題をやらない理由を理解し、習慣化する工夫が必要といえます。ご家庭の事情や子供の性格などを考慮して、取り組みやすいルールを考えてみてくださいね。

子供が宿題をやらない理由|おすすめの対処法とやる気アップの秘訣とは