子供が小学生になると、登下校や友達との遊びなど、一人で行動する機会が増えます。「ちゃんと学校に着いたか」「危険な場所に遊びに行っていないか」など、常に子供の行動が心配になってママ・パパも多いのではありませんか?
そんな方におすすめなのが、子供用GPSを活用した安全対策です。現在市販されている子供用GPSは多岐にわたり、種類や機能、料金面に違いがあります。今回は、子供用GPSの基本機能に触れつつ、選び方のヒントをご紹介します。
目次
子供用GPSとは?
子供用GPSとは、スマートフォンなどの携帯端末から位置情報を確認できるGPS端末・サービスの総称です。ここでは、子供用GPSの基本機能をご紹介します。
子供用GPSの基本的な機能
一般的な子供用GPSには、以下3つの機能が備わっています。
●位置情報確認機能
●行動履歴確認機能
●エリア通知機能
位置情報確認機能とは、人工衛星を利用して子供の位置情報を測定し、利用者の端末に通知する機能です。通知手段はさまざまで、携帯電話やパソコンでは電子メール、スマートフォンやタブレットではポップアップ通知が採用されています。いわゆる「アプリ連動型」の子供用GPSにおいては、ポップアップ通知とアプリ上の地図にて、子供の現在地を表示します。
現在地以外にも、「いつ」「どの道を通って」「どこにいたか」といった行動履歴を確認できます。位置情報を見逃した後でも検索し、行動パターンを把握できる便利な機能です。本機能については、非搭載の子供用GPSもあるためご注意ください。
エリア通知機能は、学校や塾、公園といった「頻繁に通うスポット」をあらかじめ設定することで、子供の出立時に通知する機能です。無事学校に着いたか、何時に塾を出たかなど、リアルタイムな子供の動きを把握できます。
子供用GPSを持たせるメリットとは?
子供用GPSを持たせる最大のメリットは、子供の位置情報をほぼリアルタイムで確認できること。その上で、防犯ブザー同様に校内への持ち込みを認めている学校が多くあります。
子供用GPSと比較される安全対策グッズに「キッズ携帯」があります。キッズ携帯は、GPS機能に加えて通話・メールの送受信といった機能がある半面、多くの学校で持ち込みを禁止しています。安全対策を理由にキッズ携帯を購入しても、登下校時に持ち歩けなければ意味がありません。このことから、昨今は子供用GPSで安全対策を講じるママ・パパが増えています。
子供用GPSでおすすめの種類は?
子供用GPS端末は、スマートフォン・タブレットと併用するアプリ連動型をおすすめします。他端末に比べて利便性が高く、1台のGPS端末を複数人で管理したり、現在値情報をほぼリアルタイムで確認できたりするメリットがあるためです。
アプリ連動型には、単機能タイプ・一方向タイプ・双方向タイプの3種類があります。ここでは、各タイプの特徴をご紹介します。
単機能タイプ
現在地情報や行動履歴をスマートフォン・タブレットのアプリ上に表示する、最もシンプルなタイプです。端末本体に発信ボタンなどはついておらず、誤作動の心配もありません。シンプルなつくり・機能である分、バッテリーの持ちも良好です。
一方向タイプ
一方向タイプは、端末本体にボタンがついており、位置情報を手動発信できる子供用GPSです。緊急時に子供がボタンを押すことで、管理者(ママ・パパなど)の連動端末に通知が届きます。「身の危険を感じたら押す」ように約束をしておけば、子供のピンチにいち早く駆けつけられます。
双方向タイプ
GPS端末およびスマートフォンから、位置情報や音声メッセージを送受信できるタイプです。双方向で連絡が取れるので、万が一の時に重宝する多機能タイプですが、持ち込みを禁止する学校も多いため注意してください。
子供用GPS端末はアプリ連動型の一方向タイプがおすすめ!
子供用GPSは、アプリ連動型の一方向タイプをおすすめします。単機能タイプおよび双方向タイプも便利ですが、使い勝手に難点があります。
単機能タイプの魅力は3つ、シンプルで使いやすい機能とコンパクト設計、短時間充電・長時間稼働を実現するバッテリー持ちです。半面、位置情報の手動発信はできないため、子供のSOSに気づけない可能性があります。
双方向タイプは多機能ですが、GPS端末のサイズが大きく、バッテリーの消費も早いデメリットがあります。さらにスマートフォン・タブレットから音声メッセージを受信すると、授業の妨げになる恐れがあります。
上記理由から、適度なサイズ感と機能性を誇る一方向タイプが使いやすくおすすめです。
まとめ
子供の位置情報が確認できる子供用GPSは、我が子の安全対策に有効な機能が満載です。タイプによって特徴・機能は異なるものの、初めて子供用GPSを購入するなら、「まもサーチ」のようなアプリ連動型の一方向タイプがおすすめ。子供の安全対策を考えているママ・パパは、ぜひ子供用GPSの導入を検討してみてください。