防犯対策・迷子対策の一環で、子供用GPSを持たせるママが増えています。一方、「普通のGPS端末に防犯効果なんてあるの?」と思われる方は少なくありません。今回は、子供用GPSの主要機能をご紹介しつつ、具体例な防犯効果を解説します。
目次
子供用GPSに防犯効果がある理由
子供用GPSは、単に現在地情報を表示する小型端末ではありません。エリア通知や移動履歴確認など、子供の防犯効果を高める機能を多数備えています。ここでは、子供用GPSの主要機能や、防犯効果があるとされる理由をご説明します。
位置情報の手動発信
子供用GPSには、「単機能タイプ」「一方向タイプ」「双方向タイプ」の3種類があります。「まもサーチ」は一方向タイプにあたり、端末本体のボタン3秒間長押しすることで、現在地情報が更新されます。
本来、端末所有者の位置情報は1~4分間隔で自動更新される仕様です。「それなら現在地発信は不要じゃない?」と思われるかもしれませんが、「防犯」の観点で考えると、大変重要な機能です。
たとえば、子供が変質者・不審者に声かけされたとします。身の危険を感じたときは、我が子はすかさず防犯ブザーを押すだろう……と思うかもしれません。残念ながら、小さな子供が“悪い大人”を見抜くのは難しく、その場で防犯ブザーを押すことに、躊躇(ちゅうちょ)する子が大半なのです。
そこで、「外で怖い思いをしたらボタンを教えてね」と、子供と約束してみましょう。「手動発信のプッシュ通知=子供の身に何かが起きた」と判断でき、親はすぐに連絡したり、駆けつけたりできます。
高精度の位置情報測位
子供用GPSは、スマホ専用アプリと連動させるタイプが主流です。一度連動させるだけで、いつでも・どこでも子供の現在地を把握できます。その上で重要となるのが、位置情報の測位精度です。
従来のGPS端末は、GPS衛星から取得した位置情報を管理端末に表示するものが一般的でした。ただ、電波の性質的に市街地や屋内、地下などの位置情報は、正確に取得できないケースが少なくありません。結果、管理端末に表示される位置情報と、正しい位置情報に“ズレ”が生じやすいのです。
「まもサーチ」をはじめとする新型のGPS端末は、GPS衛星に携帯キャリアの通信基地局、フリーWi-Fiスポットの3地点から位置情報を測位。通信環境によりますが、市街地や地下にいる場合も正確な位置情報を取得します。万が一、子供が事件・事故に巻き込まれたり、街中で迷子になったりしても、すぐに駆けつけられるでしょう。
エリア通知
小学校に入ると、子供の行動パターンはほぼローテーション化されます。そこで重宝するのが、子供用GPSの「エリア通知機能」です。こちらは設定エリアに子供が出入りした際、その旨をママのスマホにプッシュ通知する機能となります。
「まもサーチ」では、最大100エリアの登録が可能です。学校や習い事、公園など、日常的に往来する場所を登録しましょう。0.1~1kmの範囲でエリア設定できるのも便利ですね。
移動履歴確認
子供の移動履歴をさかのぼり、アプリ上で確認できる機能です。「まもサーチ」では最大90日間分の移動履歴を確認できます。子供の行動パターンの把握に重宝する機能です。
「まもサーチ」の不審者情報確認機能とは?
「まもサーチ」には、最新の不審者情報を専用アプリ上で確認できる機能があります。アプリの地図上にアイコン表示されるため、子供の現在地や移動履歴などをあわせて確認するのがおすすめです。
万が一、通学路において不審者・変質者の出没情報があったり、事件・事故が多発していたりする場合、登下校ルートの変更を検討しましょう。学校までの道のりや帰路を、子供と一緒に歩いて確認するのがおすすめです。
まとめ
子供用GPSには、我が子の安全を守るさまざまな機能が搭載されています。それらを複合的に活用することで、一定の防犯効果が得られるでしょう。子供の“リモート見守り”を始めたい、または親子で防犯意識を高めたいママは、「まもサーチ」をはじめとする子供用GPSの導入を検討してみましょう。