小学生などの児童を狙う、不審者事件が頻発している昨今。子供は危機回避能力がまだ低く、大人への抵抗力もありません。子供を不審者から守るには、親子で「不審者について学ぶ」ことが有効です。
そこで今回は、過去の不審者情報や事件データから、不審者の多い時間帯や場所の特徴を割り出しました。傾向と対策を学び、子供への防犯教育にお役立てください。
目次
登校時が危ない!不審者の多い時間帯とは?
千葉県警のデータによると、子供が不審者被害に遭った時間帯は15~16時がもっとも多く、全体の26.7%を占めています。その後16~17時の20.0%、17~18時の11.3%と続きます。やはり小学生の下校時間である15~16時は、狙われやすい時間帯なのでしょう。
一方で、朝7~8時においても8.7%と、高めの数字が出ています。夕方のみならず、早朝にも警戒が必要です。
被害時の状況別でみると、「帰宅時」の43.0%が最多で、「遊び中」が24.0%、「通学時」15.0%という結果に。朝夕の登下校時のみで、全体の約58%を占めていることからも、登下校時における見守りの必要性が高いです。
参考:不審者情報の分析結果 https://www.police.pref.chiba.jp/seisoka/safe-life_protect-suspicious.html
通学路が狙われやすい?「路上」における被害が約7割
同じく千葉県警のデータによると、不審者による被害は「路上」が65.5%ともっとも多く、次いで「公園」の15.6%、デパート・スーパーなど「店内」の7.4%と続きます。つまり、もっとも不審者に注意すべき場所は、通学路であることがわかります。
人通りの少ない道や死角がある路上は、不審者が待ち伏せしたり、車に連れ込んだりしやすい場所です。通学路上にそのような場所がないか事前に確認し、安全な道を把握しておくことが大切です。
集合住宅の場合、駐車場や階段の踊り場、エレベーターでの被害にも注意してください。エレベーター内で知らない人と2人きりになるような状況は避け、別のエレベーターを使うようにするなど、対策を教えておきましょう。
「まもサーチ」の不審者情報機能とは?
「まもサーチ」には、地図上で不審者情報を確認できる「不審者情報機能」が搭載されています。本機能の特長や詳細について、詳しくお話しましょう。
不審者情報が地図上に表示
不審者情報機能は、自宅や学校付近で発生した不審者情報を確認できる機能です。「日本不審者情報センター」の公開情報に基づくため、ニュースにならないような不審者情報などの、子供への「声かけ」や「付きまとい」の発生状況などを確認できます。不審者が目撃された場所は、地図上でアイコン表示され、学校や習い事までの道のりに危ない場所はないかを簡単にチェック可能です。
不審者情報の内容
不審者情報は、まもサーチアプリの「位置情報」から「不審者」をタップすることで確認できます。不審者情報はジャンル別で、計6パターンのアイコンにより表示されます。
●危険動物情報(イノシシなど)
●変質者(痴漢・公然わいせつなど)
●声かけ・付きまとい(卑猥な声かけ・連れ込みなど)
●盗難情報(車上荒らし・ひったくりなど)
●危険不審者(危険物所持・強盗など)
●その他(上記以外)
児童防犯の観点でいうと、「声かけ・付きまとい」や「変質者」、「危険不審者」の3つに警戒すべきです。
まとめ
子供の防犯対策に役立つ、不審者の多い時間帯・場所をご紹介しました。親子で防犯に対する正しい知識を身に付け、可能な範囲で不審者対策を講じましょう。
とりわけ不審者被害に遭いやすい登下校中は、警戒が必要です。問題ないと思っていても、意外なところに不審者は潜んでいるもの。これから不審者対策を徹底するなら、「まもサーチ」の不審者情報機能が役立ちます。ぜひお役立てください。